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水は化学式で書きますとH2Oです。水素原子が2個と酸素原子1個から出来ている、人の生命にはなくてはならない物質です。地球は太陽系の星で唯一液体の「水」が存在している惑星です。化学実験では純水を使って実験しますが、この純水を飲むと味がありません。水を豊かに表現してくれるのは水に含まれている不純物(ミネラル)のおかげなのです。

◆水に含まれているミネラルはどんな種類があるの

天然水には、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、バナジウム、亜鉛などのミネラル類が含まれています。そして天然水の性質は、どのような地層を通ってきたかにより決まります。その地層に含まれているミネラルの種類と量が天然水の性質を決めます。もちろん金属は水にはとけませんから、酸化物や塩化物、水酸化物の形で溶け込んでいます。ミネラルは人間には必要な物質ですから、天然水を飲む事は健康につながります。また含まれるミネラルの違いで天然水の味が決まり、何とも言えない独特な味になっているのです。

◆ミネラルの働き、人体にどのように作用しているのか

カルシウムは人体に最も多く存在するミネラルであり、体重の約1.5%~2%含まれています。60kgの人ならば約1Kgのカルシウムがあることになります。カルシウムは骨や歯の材料になるのはもちろん、筋肉の中にも存在し大切な働きをしている物質です。日本の水は軟水でありミネラル分は欧米の硬水に比べて1/10程度しか含まれていません。マグネシウムはカルシウムと密接な関係があります。マグネシウムはカルシウムの1/2を摂取するように推奨されていますが、吸収率を考慮してマグネシウムはカルシウムの1/3という説も一方ではあります。ナトリウムは最も知られているミネラルで、塩(NaCl)として摂取しています。人間の生命維持には欠かせないミネラルです。カリウムは余分なナトリウムを体外に排出してくれます。東北人は塩分の多い「漬物」などの食品を他の地域よりも沢山食べるので高血圧のリスクが高い事が知られていますが、青森県の人は名産の青森リンゴ(カリウムが豊富な食材)を沢山食べるので、高血圧のリスクが低いと言う実例があります。

◆天然水がミネラルを多く含むのはなぜ

天然水は雨として大地に降り注いだ水が長年の間、地層を通過して、そこに含まれるミネラル分を溶かしこみミネラルが豊富な天然水になります。そういうわけで天然水はその生産される産地、産地で違った特徴のある水ですから、非常に興味深いのです。日本は軟水でミネラル分は少ないのですが、同じ府県でも土地が違うと硬度30程度から硬度150程度までばらつきがあります。天然水と言うものは何とも面白いですね。日本全国で同じような水を飲んでいるようで、全く違った成分が含まれている水を飲んでいることになります。それが風土の一部を形成しているのでしょう。例えれば水道水は「既製服」であり、天然水は「オーダーメイド服」といえるでしょう。

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