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地球上には膨大な量の水があります。しかしその水は塩分を含んだ「海水」として存在しその割合は97.5%で、残念ながら淡水はわずか2.5%しかありません。そんな淡水ですがその約75%は北極や南極に氷として存在していて、私たちは自由に使う事が出来ません。自由に使うことのできる水は「河川、湖沼、地下水」にあります。私たちはこの貴重な水を利用して生命活動をしています。天然水は地下水を汲み上げて使う事が出来る水です。日本は水の豊かな国であり、全国各地に天然水が湧出しています。

◆天然水とは、その定義は何?

天然水とは単純に「天然の水」ですなわち地下にある水を汲みあげてボトルに詰めた物といえます。厚生労働省の基準では天然水を3つに分類しています。1)ナチュラルウオーター(地下水を汲み上げた水でろ過、沈殿、加熱による殺菌以外の処理をしていない水)、2)ナチュラルミネラルウオーター(地下水をくみ上げた水で、ミネラル分を含み、沈殿、ろ過、加熱による殺菌以外の処理をしていない水)、3)ミネラルウオーター(地下水を使っているが、沈殿、ろ過、加熱による殺菌のほか薬剤による殺菌や、ミネラルを加えたり、他の水をくわえたりした水)。欧米の天然水は未処理でそのままボトルに詰めたものが多いですが、日本の天然水は規制が厳しくて殺菌を義務つけています。それは欧米と日本の水に対する文化の違いです。欧米では自然環境が守られていて、水は汚染されていませんので、生きたまま生で飲んだ方が良いと考えられていますが、一方の日本では昔から「生水は飲むな」と言い伝えられていて生水を飲む習慣がありません。加熱処理をしますと熱に弱い成分は分解されたり、水に溶け込んでいるガス(酸素や炭酸ガス)が抜けてしまいますから、味が違ったりしてきます。

◆天然水の安全性は大丈夫なのか

天然水は「食品衛生法」で規制されていますから、安全面の心配はありません。食品と同じ安全基準で管理されています。水道水は「水道法」で管理されていて、こちらも安全性には問題がないようになっています。どちらの水も安全で健康に害はないように決められていますからは心配いりませんので、安心して飲んでも大丈夫です。

◆天然水、味の違いはどこからくるの

阿蘇の水、富士の水、産地によって天然水の味は違います。水の味はどうして違っているのでしょうか。それは水に含まれるミネラルの種類と量、および香りで決まってきます。純水は安全ですがミネラル分や香りがない為に、美味しい水とは言えません(安全な水とは言えます)。だから天然水の種類によって味が違ってくるのです。その違いが水マニアには何とも言えない楽しみになっています。欧米の水はミネラル(カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム)分が多くて硬水、日本の水はミネラル分が少なくて軟水に分類されています。どちらにも特徴があり、その特徴を知って使用するのも楽しいものです。地下水は長い時間をかけて地層を通過し、その時に不純物は濾し取られて、ミネラル分を地層から吸収します。天然水は地層が時間をかけて作りあげた「芸術作品」なのです。

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