記事の詳細

太陽系の惑星、地球は水に満ち満ちた惑星であり海が地球の70%、陸地が30%であり、その意味では地球というよりも「水球」と呼んだ方が良いのではないでしょうか。それほど大量の水があります。しかし人間が利用できる水は、ごくわずかしかありません。河川、湖沼、地下水は利用可能ですが、地球の水の95%を占める海水や、淡水の大部分を占める南極や北極の氷河は利用できません。水は大気中の水蒸気が雨となって降り、地下水や河川の水になります。雨はミネラルが含まれていませんので硬度は「0」です。この水が長い時間をかけて大地、地層の中を流れていくうちに地層に含まれるミネラルを吸収して天然水(軟水や、硬水)になります。ミネラル分を多く含む水を硬水、余り含まない水を軟水と言います。今回は軟水の特徴を調べることにします。

◆軟水の特徴その①ミネラルが余り含まれていない

日本は軟水の国と言われています。日本全国どこでも軟水と思うと少し事情が違います。同じ県でも軟水の地域もあり、硬水の地域もあります。WHO(世界保健機構)の定義に従うと軟水とは硬度が0~120、硬水とは硬度120~の水を言います。日本では硬度100を基準としてそれよりも硬度の低い水を軟水、100以上を硬水と言っています。沖縄の水は比較的に硬度が高く200以上の浄水場もありますが、硬度30程度の浄水場も存在しています。ようは地層の状態や地下水の滞留時間などで硬度は変化しますし、季節によっても硬度は違ってきます。(雨の多い時期は硬度が下がります)。日本の水は平均的には硬度60位になっていますので軟水の国と言われています。

◆軟水の特徴その②まろやかで飲み易い

水の味はその水に溶け込んでいるミネラル分によって決まります。硬度「0」の超軟水はミネラルが含まれていませんので味はほとんどありません。日本の水は硬度が60程度で適度なミネラルが含まれていて、まろやかで飲み易い水です。赤ちゃんやお年寄りにも負担が少ないです。日本茶を飲むのにも大変適しています

◆軟水の特徴その③日本料理に合っている

日本料理の特徴は何と言っても「出汁」です。昆布やかつおで出汁を取るのが日本料理の特徴です。軟水でないと美味しい出汁はとれません。日本文化のもとは軟水にあったようです。日本がもしも硬水の国であったならばデリートな日本料理は生まれなかったでしょう。ご飯も軟水でないといけません。硬水でご飯を炊くとお米が「パラパラ」になって、もっちりとした美味しいご飯にはなりません。

◆軟水の特徴その④石鹸の泡がたちやすい

水に含まれているカルシウムやマグネシウムイオンの量が多すぎると石鹸は水に溶けにくい物質になりますから、泡立ちが悪くなります。石鹸が汚れを取り込むより先にマグネシウムやカルシウムイオンと結合してしまうからです。よって硬水は泡立ちがわるく、逆にカルシウムイオンの少ない軟水は泡立ちがよくなります。この性質を利用すると水の硬度を測定しなくても石鹸を使えば軟水か硬水かがわかります。

関連記事

ページ上部へ戻る